サルコペニア肥満と認知機能について
2022年04月22日お知らせ
サルコペニアとは、加齢による筋肉量の減少および筋力の低下のことを指します。
順天堂大学の研究グループが、65歳から84歳の日本人1615人を対象とした興味深い研究を発表しました。
研究によると、サルコペニア肥満の場合は正常な群に比べ、軽度認知機能障害ではリスクが2倍、認知症はリスクが6倍になりました。
サルコペニアだけでも認知症のリスクは3倍になります。
この研究では、以下の定義でグループ分けしています。
サルコペニア=男性は握力が28㎏未満、女性は握力が18.5㎏未満
肥満=BMI{体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)}25以上
運動や食事などの生活習慣を改善する事が、認知症の発症予防や進行抑制に役立つことが示唆されていますので、適正体重と筋力を保つ努力を行いましょう。